このページでは、「憲法」と「法律」の違いについて
わかりやすく紹介するよ。
憲法と法律の違い
「憲法」と「法律」の違いってなに?
ザックリ言うと次の通りだよ。
憲法・・・「国」を縛るためのルール
法律・・・「国民」を縛るためのルール
どちらも”誰かを縛るためのルール”だよ。
「国」って具体的に誰のこと?
「国」は
・「公務員」(地方公務員、国家公務員・・など)
・「政治家」(国会議員、地方議会議員、知事、市長・・など)
などのことを指すよ。
俗に言う「国家権力」と呼ばれる存在だよ。
「国民」は僕たちのこと?
そうだよ。
なぜ憲法は必要?なぜ法律は必要?
なんで「憲法」とか「法律」って必要なの?
一言で言うなら
・人が生きていく上では、必ず”ルール”が必要だから
・そして、”ルールを作る人に好き勝手させないルール”も必要だから
だよ。
どっちか片方だけじゃダメなの?
例えば、憲法だけじゃダメなの?
ダメだよ。
次のような理屈で、「憲法」と「法律」の両方が必要なんだよ。
僕たち”国民”には、色々な考えを持った人がいる。
↓
そんな”国民”みんなが「俺はこうしたい!」と好き勝手に生活してたら、暴力が世界する国になっちゃう。
↓
だったら「”国民”を縛るための”ルール”が必要だよね!」ということになる。
(ここで言う”ルール”が「法律」のこと)
↓
”国民”を縛るための”ルール”だから、本来は国民みんなで話し合いたいところだけど、国民全員で話し合うなんて物理的にムリだし、何より意見がまとまらない。
↓
だったら「”国民の代表”を決めて、その人たちにルールを決めてもらおう!」ということになる。
(ここで言う”国民の代表”が「国会議員」のこと)
↓
でも、”国民の代表”となった人たちが「俺たちに都合の良い”ルール”を作ってやるぜー!」と自分勝手な”ルール”を作ってしまうかもしれない。それじゃ困る。
↓
だったら「”ルールを作る人に好き勝手させないルール”も必要だよね!」ということになる。
(ここで言う”ルールを作る人に好き勝手させないルール”が「憲法」のこと)
そっか。
「憲法」がないと、権力者が好き勝手なルール(法律)を作っちゃうかもしれないし
「法律」がないと、国民がみんな好き勝手しちゃって、めちゃくちゃな世の中になっちゃうかもしれないのか。
そういうこと。
誰が作る?
法律は誰がつくるの?
憲法は誰がつくるの?
- 法律
→国会議員がつくる
- 憲法
→第二次世界大戦後にGHQという組織から「これがお前らの憲法だぞ」と強制された憲法をずっと使っている(憲法の内容を変えたければ国会議員が「変えよう!」と提案することもできる)
おわり
コメント