このページでは
- 経団連
- 日本商工会議所
- 経済同好会
の違いについて紹介するよ。
違い
「経団連」とか「日本商工会議所」とか「経済同好会」ってなんなの?
何が違うの?
ザックリ言うと以下の通りだよ。
- 経団連(正式名称:日本経済団体連合会)
→大企業に属する偉い人たちの団体
- 日本商工会議所(略称:日商)
→中小企業に属する偉い人たちの団体
- 経済同好会
→経営者たちの団体
何をする団体?
この3つの団体は何をする団体なの?
それぞれの立場から
- 「社会はこうあるべきだ!」
- 「政治はこうしていくべきだ!」
みたいなことを意見する団体だよ。
つまり
- 経団連
→「大企業の立場からするとこうあるべきだよね!」などと意見する
- 日本商工会議所
→「中小企業の立場からするとこうあるべきだよね!」などと意見する
- 経済同好会
→「経営者の立場からするとこうあるべきだよね!」などと意見する
みたいな感じ?
まぁザックリ言うとそんな感じだよ。
要するに、自分たちのことしか考えていない集団ってことか。
まぁそういう面もあるけど、でも基本的にどの団体も「日本を良くしていこう!」という考えが根本にあるよ。
だから、以下のように「高齢者に医療費をもっと負担してもらわないと日本ヤバイでしょ!」みたいな提言をしたりもするよ。
意見は取り入れられる?
経団連などが意見をして、政府は「うんわかった!」って意見を取り入れるものなの?
判断材料にはするだろうね。
ただし、経団連だけは別格で、経団連って大企業の集まりだからお金をすごく持ってるんだよね。
そしてそのお金を使って政党に多額の献金をしているから、献金された政党は経団連に逆らえないんだ。
なので、この3つの団体の中では経団連が一番力を持っていると言えるよ。
発言の違い
個人的に「発言に違いが出ていて面白いなぁ」と思うのが”倫理憲章”についてのそれぞれの意見だよ。
”倫理憲章”ってなに?
”倫理憲章”というのは、経団連が決めている「企業が学生を採用するときはこういう風なルールを守って採用しましょうね!」みたいなルールのことだよ。
正式名称は「新規学卒者の採用・選考に関する倫理憲章」と言うんだけど、企業は”倫理憲章”を守って採用しましょうね!ってことになっているんだ。
ふーん。
で、具体的にどういう風に発言違っているの?
以下の通りだよ。
経団連 <学生は学業が大変だろうから就活時期を縮めよう!
日本商工会議所 <何言ってんだ!就活時期はもっと広めてくれないと中小企業に応募がこないじゃないか!
経済同好会 <いや、そもそも1年を通していつでも採用できるようにすべきでしょ!
なるほど・・。
大企業は、就活時期を狭めても応募がたくさん来るだろうから「就活時期を狭めても別に問題ないだろ」って感じだけど
中小企業は、ただでさえ応募が少ないのに、就活時期を狭められると「さらに応募が少なくなっちゃうじゃないか!」と。
そして経営者の立場からすると「常に採用できるようにした方が良いだろ!」と。
経団連の言っていることは正論なんだけど、日本商工会議所や経済同好会からすると「少しくらい俺たちのことを考えてくれ」って感じだろうね。
おわり
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