このページでは、「日本国民が選挙権を得るまでの歴史」を簡単に紹介するよ。
日本国民が選挙権を得るまでの歴史
登場人物:
(・A・):日本政府
(・∀・):国民
明治時代:
(・A・)<政治は官僚が行なうべき!
(官僚=華族という特権階級を持つ人たちから選ばれる)
↓
1877年:(自由民権運動)
(・∀・)<官僚が政治をおこなうのではなく、国民によって選ばれた議員によって政治を行なうべきだ! ・・と板垣退助らが訴える。
↓
1889年:(大日本帝国憲法制定)
(・A・)<自由民権運動が激しいから、国民の参政権を検討しよう!
(・A・)<国会を「貴族院」と「衆議院」の2院とし、「衆議院議員選挙」において「税金を15円以上納税している満25歳以上の男子」な国民に限っての参政権を認めるよ!
↓
1902年:
(・A・)<納税額の条件を引き下げるよ!
(「税金を10円以上納税している満25歳以上の男子」に選挙権が与えられる)
↓
1920年:
(・A・)<納税額の条件を引き下げるよ!
(「税金を3円以上納税している満25歳以上の男子」に選挙権が与えられる)
↓
1924年:
(・∀・)<女性にも参政権を認めるべきだ! ・・と市川房枝らが訴える
↓
1928年:
(・A・)<納税額の条件をなくすよ!
(「満25歳以上の男子」に選挙権が与えられる)
↓
1946年:
(・A・)<女性にも参政権を与えるし、年齢も引き下げるよ!
(「満20歳以上の男女」に選挙権が与えられる)
☆☆☆
以上が、ザックリとした「日本国民が選挙権を得るまでの歴史」だよ。
長い歴史を経て、みんなが平等に選挙権を得ることができたんだね。
うん。
”ザックリ”だから、細かい部分はかなり省略しているけど、本当はもっともっと選挙権を得るために尽力した人たちがいるんだよ。
僕たちは選挙に参加できるのは、過去に頑張った人たちがたくさん居たお陰なんだね。
最近は「選挙権は当たり前の権利だ!」と言って、投票にすら行かない人が多いけど
選挙権というのは、これだけ長い時間をかけて、さまざまな人が努力した結果、獲得できたものなんだよ
ということを忘れないでほしいよね。
今の若い世代(20代、30代、40代)は、むしろ選挙に行っていない人の方が多いお!
- 例:選挙に行っている人の割合(平成26年の衆議院選挙)
- 20代:32.58%
- 30代:42.09%
- 40代:49.98%
20代なんて3人に1人しか行ってないお!
どうなってるんだお!
これを見てるみんな。
せっかく投票できる権利を持ってるんだから、使わないと勿体ないよ?
だから、もし選挙があったら権利を行使しようね!
おわり
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