このページでは選挙における白紙投票の
- メリット
- デメリット
について紹介するよ。
白紙投票とは?
そもそも白紙投票ってなんだっけ?
白紙投票というのは、投票用紙に何も書かないで投票することだよ。
要するに「投票したい人がいないから白紙で出す」みたいなことを白紙投票と呼ぶよ。
白紙投票することを「白票を投じる」なんて言い方をしたりもするよ。
白紙投票のメリット・デメリット
選挙で白紙投票すると
どんなメリット・デメリットがあるの?
わかりやすいように
- 投票しなかった場合
- 白紙投票した場合
- だれかに投票した場合
の3つのメリット・デメリットを表にしてみたよ↓。
投票しなかった場合 | 白紙投票した場合 | だれかに投票した場合 | |
---|---|---|---|
投票率を上げることができる? | ✕ | ○ | ○ |
選挙のシステム上、効力を持つ? | ✕ | ✕ | ○ |
選挙を無効にできる可能性がある? | ✕ | ✕ | ○ |
○:メリット
△:どちらともいえない
✕:デメリット
順番に見てみよう。
投票率を上げることができる?
そもそも投票率ってなんだっけ?
投票率というのは「投票する権利を持つ人のうち、何%が投票したか?」を表す割合だよ
例えば、ある選挙区で投票する権利を持つ人が100人いたとして
- 投票しなかった人:40人
- 投票した人:60人
→そのうち、白紙投票が10人、だれかに投票した人が50人
だとしたら、投票率は60%になるよ。
つまり、白紙投票だとしても投票率には反映されるんだね。
うん。
白紙投票でも「私たちは選挙に関心があるんだぞ!でも投票先がないだけなんだぞ!」というのを政治家にアピールすることができるよ。
選挙のシステム上、効力を持つ?
これはまぁ当たり前の話だけど
白紙投票は投票率を上げることはできるけど、選挙の結果にはまったく影響をあたえないので選挙のシステム上で言えば、投票しても意味がないと言えるよ。
たしかに白紙投票って誰にも投票していないのと同じだもんね。
選挙を無効にできる可能性がある?
白紙投票だと選挙を無効にできないの?
無効にはできないよ。
日本の選挙では「最低でもこれだけの票を集めないと当選したことにならないよ!」という法定得票数が決められてるんだけど、法定得票数には無効票(白紙票含む)はカウントされないんだ。
詳しくは以下のページを見てね。
参考:法定得票数とは?
まとめ【白紙投票に意味はある?】
結局、白紙投票って意味あるの?
意味はあるよ。
「投票率を上げることができる」という一点だけだけど。
じゃあ白紙投票ってしてもいいの?
自分で決めればいいよ。
- 「入れたい人はいないけど少しでも政治家にアピールしたい!」という人
→白紙投票すればいい
- 「少しでも自分の意見を反映させたい!」という人
→誰かに投票すればいい
- 「自分が行っても選挙結果は変わらないので行かない!」という人
→棄権すればいい
まぁ何にせよ、選挙は自分の頭で考えて自分で決断するのが1番大事なので
「自分はこう思う!だからこうする!」
という風に自分で決めれたのなら、それは正しいと選択と言えるよ。
おわり
コメント