このページでは
- 繰り上げ当選
- 補欠選挙
について紹介するよ。
「どういう違いがあるの?」と思ってる人は参考にしてみてね。
繰り上げ当選とは? 補欠選挙とは?
「繰り上げ当選」とか「補欠選挙」ってなんなの?
どちらも
現役の議員(例えば国会議員や地方議会議員)に欠員が出た場合に
その欠員を補充するために行われることを指すよ。
欠員って?
欠員は
現役の議員が辞職しちゃったり
死んじゃったりすることだよ。
欠員が出た場合って、次の選挙までそのままってわけじゃないんだね。
知らなかった・・。
例えば国会議員の場合は、公職選挙法っていう法律で、
「衆議院議員は465人!参議院議員は242人!」
「この人数を常に確保しなさい!」
って決められてるからね。
決められた人数を常に確保する必要があるんだよ。
違い
「繰り上げ当選」と「補欠選挙」の違いってなに?
次の通りだよ。
- 繰り上げ当選・・・
- 「前の選挙で2位だった人を繰り上げて当選させよう!」
- 「それで欠員を埋めよう!」
みたいな方法
- 補欠選挙・・・
- 「もう1度選挙をやって新しい人を選び直そう!」
「それで欠員を埋めよう!」
みたいな方法
- 「もう1度選挙をやって新しい人を選び直そう!」
該当するケース
具体的には
どういう場合に「繰り上げ当選」になって、
どういう場合に「補欠選挙」になるの?
次の表に該当する場合は、「繰り上げ当選」が行われるよ。
選挙の種類 | 「繰り上げ当選」される期間 | 「繰り上げ当選」の対象者 |
---|---|---|
・衆議院議員 (比例代表) ・参議院議員 | 当該選挙で選ばれた議員の任期中 | ・比例名簿の次点(最下位当選者の次の順位)の者 ・衆議院の場合、重複立候補(小選挙区と比例代表の両方に立候補すること)をした候補者については、小選挙区で供託金没収点(当該小選挙区の有効投票数の10分の1)を上回った者 ・その党の名簿登載者が全員当選した場合は、繰り上げ補充されない |
・衆議院議員 (小選挙区) ・地方自治体の首長 | 当該選挙で選ばれた議員の任期中 | ・当選者と同数の票を獲得し、くじ引きの結果落選した者 ・該当者がいなければ繰り上げ補充されない |
・参議院議員 ・地方議会議員 | 選挙日から3カ月以内 | ・次点(最下位当選者の次の順位)の者 ・当該者がいなければ繰り上げ補充されない |
選挙日から3カ月経過 | ・当選者と同数の票を獲得し、くじ引きの結果落選した者 ・当該者がいなければ繰り上げ補充されない |
引用:繰り上げ当選になるのはどんな時?|政治・選挙プラットフォーム【政治山】
逆に、この表に該当しない場合は、「補欠選挙」が行われるよ。
要約すると、次のようになるってことだね。
・比例区などの
「その地域での、複数人の代表として選ばれた議員」選ばれた議員の欠員分は
基本的に「繰り上げ当選」される!
・小選挙区・選挙区などの
「その地域での、たった1人の代表として選ばれた議員」の欠員分は
基本的に「補欠選挙」しないとダメ!
そうだね。
あ!
もしかして、与党の議員が不祥事を起こすと、すぐさま野党が「辞職しろ!」ってうるさく言うのは、辞職すると「繰り上げ当選」や「補欠選挙」がおこって、自党の議席が増えるからなの?
それもあるかもね。
でも本当の目的は、マスコミを通じて「今の与党は本当にダメな政党なんですよ!」っていうのをアピールしたいんじゃないかな。
そうすれば次の選挙で、与党の議席が減るから、結果的に自党の議席を増やすことができるからね。
なるほど・・。
まぁ何も考えずに
「とりあえず批判しとけ!」みたいなスタンスなのかもしれないけどね・・。
おわり
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