アメリカ大統領選挙で「選挙人」がはじまった理由(2/3)

しょぼん

アメリカの大統領選挙が「選挙人」制度な理由を紹介するよ!

選挙人制度とは?

しょぼん

選挙人制度ってなんだっけ?

モナー

大統領選挙において、

国民
↓(選ぶ)
選挙人
↓(選ぶ)
大統領

という風に、
「選挙人」が間接的に大統領を選ぶことを「選挙人制度」と呼ぶんだったね。

ぶーん

詳しくは前のページ(アメリカ大統領選挙における「選挙人」とは?(1/3))を見てお!

選挙人制度がはじまった理由

しょぼん

アメリカの大統領選挙は、

国民
↓(選ぶ)
選挙人
↓(選ぶ)
大統領

という風に大統領を決めるんだったよね。

モナー

うん。

しょぼん

思うんだけど、

国民
↓(選ぶ)
大統領

という「直接選挙」にした方が分かりやすくない?

なんで「選挙人」なんて、ややこしいことをする必要があるの?

モナー

理由は、アメリカ建国時の”事情”が影響していると言われているよ。

しょぼん

”事情”ってなに?

モナー

次の3つだよ。

  1. 国民の「政治の知識」が不足していたから
  2. 奴隷がいたから
  3. 「合衆国(合州国)」だから

順番に説明するね。

国民の「政治の知識」が不足していたから

しょぼん

アメリカ建国時は、国民の「政治の知識」が不足していたの?

モナー

うん。

合衆国ができた当時は、そもそも国民は政治を知る手段がなかったんだ。※1

だから、「信頼できる人に大統領を選んでもらおう!」という考えが強かった。

それで「選挙人」という制度が生まれたと言われているよ。

奴隷がいたから

しょぼん

なんで「奴隷がいる」=「選挙人制にしよう」という考えになるの?

モナー

次のような理屈だよ。

合衆国ができた当時は、「奴隷」が存在していた。

「奴隷」には選挙権がなかった。

「奴隷」が多い州は、「俺たちの州は奴隷の人口分が選挙の意思に反映されない!これじゃ損だ!」と主張した。

「じゃあ、”選挙人”っていう制度を作って、奴隷1人あたり3/5人※2とみなそう。」
「そして奴隷の人口分を”選挙人”という形で反映しよう。」

しょぼん

「奴隷に選挙権を与えないけど、奴隷の人口分は利用してやろう!」

って考えで生まれたってことか・・。

「合衆国(合州国)」だから

しょぼん

「合衆国(合州国)」だから ってどういうこと?

モナー

「アメリカ合衆国」という国は元々、
複数の「州」という名の「国」が集まってできた国なんだ。

だから、1つ1つの州の意思を尊重する必要もあったんだ。

しょぼん

なるほど。

モナー

だから、

「それぞれの州から、その州の代表として『選挙人』を選ぼう!」
『選挙人』という名の州の代表に、合衆国の代表である『大統領』を選んでもらおう!」

ということになってるんだ。

しょぼん

大統領は、

「国民が選ぶ」という意味合いもあるけど、

「州が選ぶ」という意味合いもあるということか。

モナー

そう。

ちなみに、「州の意思を尊重しよう!」という考え方のことを「連邦主義」と呼ぶよ。

まとめ

モナー

というわけで一言でまとめると、

アメリカが選挙人制度を採用しているのは、
「アメリカが連邦主義だから」という理由だということだね。

しょぼん

日本とは事情が違うんだね。

 

おわり

 

※1:当時は「ラジオ放送」「テレビ放送」といったものはなかった。「新聞」はあったけど、識字率(字を読める人の割合)も低かったので、読んでいる人は極わずかだった。さらに、領土の広大さに対して交通も通信も未発達だったので、全土で直接選挙を行うことは物理的に難しかった。(wikiより)
※2:のちに3/4人になった(wikiより引用)

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