会派と政党との違い

• 政党･･･議会外の同じ考えを持ったグループのこと
• 会派･･･議会内の同じ考えを持ったグループのこと

詳しくはリンク先を見てね。

違いは以下の通りだよ。

順番に見ていこう。

会派は議院内で活動を行うグループだよ。

政党は議院外で活動を行うグループだよ。

うん。

ただ、地方の議会にも会派という制度はあるけどね。

会派は政策を実現することを目標としているよ。

政党は政権をとることを目標としているよ。

ちなみにどの政党も「私たちはこういう日本にしていきたいです」みたいな「綱領こうりょう」を公開してるんだけど、それを見ればその政党の考えがザックリ分かるよ。

会派は議院内のグループなので、国会議員以外は入ることができないよ。

政党は国会議員も入ることができるし、僕たち国民も入ることができるよ。

うん。

政党に入ることを「入党」って呼ぶんだけど、ほとんどの政党は「年会費さえ払えば入党できますよ」って言ってるよ。

ほとんどの政党は「◯◯◯◯円」みたいな感じで年会費が決まってるんだけど、共産党だけは「実収入の1％」を年会費としているよ。

まず会派に入るメリットだけど

会派に入ると「委員会で話し合うことができる」というメリットがあるよ。

逆に言うと入らないと委員会で話し合いすらできないわけなので、入ることがメリットというより入るのが当たり前とも言えるけど。

次に政党に入るメリットだけど

政党に入ると「選挙で有利」というメリットがあるよ。

例えば、参議院選挙でも衆議院選挙でも比例代表制という制度があるけど

そもそも比例代表制では「政党に入ってないと立候補できませんよ」みたいな仕組みだったりするよ。

だから政党に入るとそれだけで有利になるよ。

あと政党に入ると、選挙資金を援助してくれたり、選挙のときに人を動員してくれたりするよ。

まず会派に入るデメリットだけど

入るデメリットは特にないよ。

まぁ少しはあるかもだけど、そもそも会派に入らないと話し合いに参加すらできないわけだからデメリットとは言えないよね。

次に政党に入るデメリットだけど

政党に入ると「党の方針に縛られる」というデメリットがあるよ。

そう。

ちなみに「党に入ったからには党の言うことには逆らうなよ？」みたいなルールのことを「党議拘束とうぎこうそく」と呼んだりするよ。