しょぼん
このページでは、「三権分立」について紹介するよ。
三権分立とは?
しょぼん
三権分立ってなに?
モナー
一言で言うなら
「↓の図のような仕組みによって国を運営していこう!」という考えのことを三権分立と呼ぶよ。
|
しょぼん
この図って学校の教科書でよく載ってるけど、これを見てもいまいちピンと来ないんだよなぁ・・。
モナー
政治を理解する上で、「三権分立」は避けては通れないよ。
立法?司法?行政?
しょぼん
そもそも「立法」とか「司法」とか「行政」って何なの?
モナー
三権分立=おたがいに監視しよう!
モナー
というわけでここからが本題なんだけど
国は「立法」「司法」「行政」の3つを中心に運営していこうね!
って考えによって運営されてるんだけど、この3つはすごく大きな権力を持っているから危ないんだ。
しょぼん
なんで危ないの?
モナー
例えば、1人が「立法」「司法」「行政」のトップに立ってしまうと
自分でルールを作り、自分で裁き、自分でルールを実行する
みたいなことができてしまうので
そうすると「アイツは気に入らないから死刑にするか!」みたいなこともできてしまうし、「俺の家を豪華にするために税金を使おう!」みたいなこともできてしまう。
しょぼん
なにそれ怖い。
モナー
そこで三権分立で出番さ。
モナー
とどのつまり三権分立というのは
「この3つの機関を中心に国を運営していこうね!」
「そして、この3つの機関が暴走しないように”監視”もしあおうね!」
「あと、国民も3つの機関を一方的に”監視”するようにしようね!」
という考え方のことなんだ。
モナー
この三権分立の考え方によって、国は運営されているんだよ。
具体的にどんな監視をしているのか?
モナー
ここからは「具体的にどんな監視をしているんだろう?」と疑問を持つ人向けに、ザックリ紹介するよ。
興味のある人だけ見てね。
立法 → 行政
- 内閣総理大臣の指名
→国会議員たちが、国会議員の中から1人「あなたに内閣総理大臣を任せます!行政を指揮してください!」と選び、その選ばれた1人はさらに国会議員の中から14人くらい選んで内閣をつくる
- 内閣不信任決議
→国会が内閣に対して「やっぱりお前らには行政は任せられないわ!」となったら、「お前ら解散しろ!」と言って内閣の解散を要求できる
立法 → 司法
- 弾劾裁判
→「裁判官としてふさわしくない!」と思う裁判官をクビにできる
司法 → 行政
- 違憲審査
→「行政の内容が憲法に反していないか?」をチェックして、反している場合は「その内容は無効だ!」と宣言できる
司法 → 立法
- 違憲審査
→「法律の内容が憲法に反していないかか?」をチェックして、反している場合は「その法律は無効だ!」と宣言できる
行政 → 司法
- 最高裁判所長官の指名
→「この人を最高裁判所長官にする!」と指名できる
- その他裁判官の任命
→「この人を裁判官にする!」と任命できる
行政 → 立法
- 衆議院の解散
→「俺らの行政に不満があるなら解散してもう一度選挙しようぜ!それで国民に民意を問おうぜ!」みたいなことができる
国民 → 立法
- 衆議院選挙、参議院選挙
→立候補者の中から「誰を国会議員にするか?」を選べる
国民 → 行政
- 世論
→国民に対して、メディアが「今の内閣を支持しているか?」という世論調査を取って監視する
(この世論調査の結果は、国会が内閣不信任決議するか決める際の1つの指標となる)
国民 → 司法
- 最高裁判所裁判官の国民審査
→「最高裁判所の裁判官としてふさわしいか?」という投票を行って、ダメな裁判官をクビにすることができる
おわり
コメント