このページでは「内閣府特命担当大臣」について紹介するよ。
内閣府特命担当大臣とは?
内閣府特命担当大臣ってなに?
ザックリいうと
「複数の省庁が協力しないと進めることができない!!」みたいな政策を担当する大臣
だよ。
普通の大臣との違い
普通の大臣と何が違うの?
以下の表にまとめてみたよ。
普通の大臣 | 内閣府特命担当大臣 | |
---|---|---|
1つの省庁の仕事を担当する | 何を担当する? | 2つ以上の省庁の仕事を担当する |
いる | 部下がいる? | いない |
使える | 予算が使える? | 使えない |
各省庁 (例えば財務大臣なら財務省) | どこに置かれる? (本拠地みたいなところ) | 内閣府 |
ない | 今後廃止される可能性がある? | ある |
順番に見ていこう。
何を担当する?
- 普通の大臣:1つの省庁の仕事を担当する
→例えば財務大臣なら財務省の管轄の仕事だけをする
- 内閣府特命担当大臣:2つ以上の省庁の仕事を担当する
→例えば財務省、総務省、経済産業など複数の省庁にまたがる仕事を担当したりする
って感じだよ。
部下がいる?
内閣府特命担当大臣って部下がいないの?
まったくいないわけじゃないけど、普通の大臣と比べるとかなり少ないよ。
例えば、財務大臣なら財務省のすべての職員が部下なわけだけど
内閣府特命担当大臣は内閣府にいる部下しか使えないよ。
しかも内閣府特命担当大臣って複数名いるから、大臣1人あたり使える部下は少なくなるよ。
予算が使える?
内閣府特命担当大臣って予算が使えないの?
うん。
例えば「少子化対策」という内閣府特命担当大臣がいるけど、少子化対策に予算が割り当てられるわけじゃないからね。
でも予算がないと何もできなくない?
そんなことないよ。
例えば「少子化対策」の内閣府特命担当大臣って、他の省庁たちに対して「少子化を防ぐためにこういうことをやってください!」みたいなのをお願いして、政策をすすめていくのが仕事だからね。
なので「別に予算がなくても仕事できるでしょ?」って話だよ。
どこに置かれる?
内閣府特命担当大臣って内閣府ってところに席みたいなのを置かれるんだね。
うん。
ちなみに内閣府の1番偉い人って「内閣総理大臣」だから
内閣府特命担当大臣に任命されたからと言って内閣府で1番偉くなれるわけじゃないよ。
今後廃止される可能性がある?
内閣府特命担当大臣って廃止される可能性があるの?
うん。
いままで色々な内閣府特命担当大臣が作られてきたけど、廃止になった内閣府特命担当大臣もたくさんあるんだ。
例えば
- 行政刷新担当
- 個人情報保護担当
- 地方分権改革担当
などがあるよ。(他にもたくさんあります)
ただ、財務大臣のような大臣でも、中央省庁再編のような「行政機関を一気に変えちゃいましょう!」みたいなことが起きると、他の省庁と統合されたりして廃止される可能性はあるけどね。
普通の大臣 → 無任所大臣と主任大臣
余談だけど、普通の大臣は
- 無任所大臣・・・担当する省がない大臣
- 主任大臣・・・担当する省がある大臣
の2種類に分類することができるよ。
くわしくは以下のページを参考にしてみてね。
おわり
コメント