軽減税率とは?メリット・デメリットをわかりやすく紹介

しょぼん

このページは、「軽減税率けいげんぜいりつってなに?」って人向けのページだよ。

軽減税率とは?

しょぼん

軽減税率けいげんぜいりつってなに?

モナー

軽減税率は、

消費税が10%にアップするけど、一部の商品・サービスの消費税は8%のままにしておくよ!!」という制度だよ。

逆に、普通の税率(10%)のことを「標準税率」と呼ぶよ。

導入の目的

しょぼん

軽減税率ってどういう目的で導入されたの?

モナー

「お金持ち」と「貧乏人」の格差を少しでも和らげるために導入されたと言われているよ。

しょぼん

どういうこと?

モナー

例えば、生きていく上で、年に10万円の消費税を払っていると仮定しよう。

そして、以下のような収入の違う2人がいるとする。

  • Aさん:年収2,000万
  • Bさん:年収100万

この場合、Aさんからすると「10万なんて大した出費じゃねーや!!」って思うかもだけど、

Bさんは「10万も払うのキツイ・・」って思う可能性が高いよね?

つまり、同じ金額の消費税でも、収入の低い人の方が重荷に感じるわけだ。

そこで、「生活に欠かせないモノ(例えば食べ物)の税率だけは低くして、貧乏な人の負担を軽くしてあげよう!!」っていうのが、この制度の目的だよ。

開始時期

しょぼん

軽減税率はいつから始まるの?

モナー

2019年10月1日から開始されるよ。

というより、「消費税が10%に上がるのと同時に始まる」と言った方が正しいね。

しょぼん

じゃあ逆に言えば、消費税が10%に上がらない限り、「軽減税率」は導入されないんだね。

モナー

うん。

対象

しょぼん

どんなモノが、軽減税率の対象なの?

モナー

次の2品目だよ。

  1. 飲食料品(肉、魚、野菜などの食品のこと)
  2. 新聞(週2回以上発行された場合のみ)

※詳しくは、国税庁が公表している資料を見ると分かりやすいよ
消費税の軽減税率制度が実施されます-国税庁

しょぼん

え? 「新聞」も軽減税率の対象なの?

「新聞」って別に、「生活に欠かせないモノ」といえなくない・・?

モナー

まぁそうだね。

しょぼん

じゃあなんで対象になったの?

モナー

たぶん、「大人の事情」だと思うよ。

軽減税率のメリット

しょぼん

軽減税率を導入するメリットはなんなの?

モナー

さっきも言ったように、

生活に欠かせないモノ(例えば食べ物)の税率だけは低くして、貧乏な人の負担を軽くしてあげよう!!」っていうのが、この制度の目的であり、導入するメリットだと言われているよ。

軽減税率のデメリット

しょぼん

逆に、軽減税率を導入するデメリットはなんなの?

モナー

メリットと比べて、デメリットはたくさんあると言われているよ。

順番に見ていこう。

経営者のコスト増

しょぼん

商品を「税込み価格」で表示するだけでも、かなり手間が増えそうだね。

モナー

そうだね。

事務のコストが増えるのは必然だよね。

税額計算の書類を作ったりするのも、すごく面倒くさくなるしね。

しょぼん

店を経営してる人は、すごく手間が増えるんだね・・。

モナー

軽減税率が導入されたあとは、「税込み価格」から「税抜き価格」表示にする店が増えたりするかもしれないね。

金持ちのほうが得する

しょぼん

軽減税率って貧乏な人のための制度じゃないの?

なんで金持ちの方が得するの?

モナー

お金持ちの人の方が「生活に欠かせないモノ」にかける金額が高いからだよ※1

しょぼん

どういうこと?

モナー

例えば、極端な話、

  • 「貧乏な人」の平均的な食費:20,000円
  • 「金持ちな人」の平均的な食費:40,000円

という具合に、「金持ちな人」の人の方が「生活に欠かせないモノ」にかけるお金も大きいんだ。

しょぼん

貧乏人は鶏肉しか買わないけど、お金持ちは牛肉もいっぱい買う」みたいな感じ・・?

モナー

うん。

だから、軽減税率で得するのは、「貧乏な人」より「お金持ちな人」 っていう話だよ。

しょぼん

ますます、お金持ちとの格差が広がるんだね・・。

天下りを増やすかも

しょぼん

「天下り先を増やす」ってどういうこと?

モナー

例えば、

  • お肉:軽減税率の対象
  • お魚:軽減税率の対象外

という場合。

次のようなことが起こるかもしれない。

お肉の方が(軽減税率が適用されてるから)安いから、これからお魚は控え目にしよう!」という消費者が増える

お魚の生産に関わる人たちが「お魚が売れなくなった!」となって困る

お魚の生産に関わる人たちが、各省庁に、あなたたちの天下り先を確保するので、お魚も軽減税率の対象にしてください!と働きかける

各省庁が国会議員に「お魚の軽減税率を変えてください!」とお願いする
(お願いされた国会議員は、お金を貰えるし、次回の選挙協力もしてもらえる)

これ↑と同じようなことが、いろいろな業界で起こるかもしれないよ。

「○○は軽減税率の対象なのに、XXが対象外なのはおかしい!!」という風にね。

たぶんだけど、「○年毎に軽減税率の対象品目を見直します!!」とかなんとか言って、定期的に軽減税率は見直されると思うよ。

しょぼん

汚い世界だね・・。

モナー

政治なんてそんなもんだからね。

消費者が混乱する

しょぼん

消費者が混乱するってどういうこと?

モナー

軽減税率が適用されるモノ・サービスの境界線があいまいなんだ。

例えば、ハンバーガー屋などでも、

  • 持ち帰りした場合:
    • 軽減税率が適用される(「飲食料品」に該当するため)
  • 店内で食べた場合:
    • 軽減税率は適用されない(「飲食料品」じゃなくて「外食」に該当するため)

という具合に、「持ち帰りした場合」と「店内で食べた場合」で違ったりするんだ。

他にも、

  • みりん風調味料は対象だけど、みりん・料理酒は軽減税率の対象外
  • ミネラルウオーターは対象だけど、水道水は軽減税率の対象外
  • ホテル客室の冷蔵庫内の飲料は対象だけど、ホテルでの飲食は対象外
  • 宅配ピザは対象外だけど、老人ホームに提供する場合は対象
  • ・・そのほか色々

という具合に、線引がすごくあいまいなんだ。

しょぼん

たしかにややこしくて混乱しそう・・。

買い物するときに、「この商品は軽減税率の対象なんだろうか。違うんだろうか。」とかいちいち考えちゃうかも。

外食産業が困る

しょぼん

「外食産業が困る」ってどういうこと?

モナー

さっきも言ったように、軽減税率の対象は、

  1. 飲食料品(肉、魚、野菜などの食品のこと)
  2. 新聞

の2つだけなんだ。

つまり、「外食したら軽減税率の対象外だけど、スーパーで食材を買って自炊すれば軽減税率の対象になる」ってこと。

だから、外食を控える人が増えるかもしれないんだ。

しょぼん

そうか、外食産業の売上が減っちゃうのか。

モナー

具体的には、外食産業(全体)の売上が「6000億円」ほど減ると言われているよ。

飲食店などの経営者たちはすごく困るよね。

税収が減る

しょぼん

具体的にどれくらい税収が減るの?

モナー

具体的には、税収が1兆円も減る予定だよ。(ソース

もちろん、この減った1兆円の”ツケ”を払うのは、僕たち国民だよ。

まとめ

しょぼん

結局、軽減税率は導入してよかったの?

モナー

正直言って、メリットに対して、デメリットが多すぎるから、導入する意味は小さいと思うよ。

それに、メリットも”メリット”と言えるような代物じゃないしね。

しょぼん

じゃあなんで導入したの?

モナー

一言でいうと、「大人の事情」だろうね・・。

しょぼん

悲しいね・・。

おわり

※1:総務省の家計調査報告(家計収支編)の「2016年度」「10 年間収入五分位階級別」のデータより参照(URL

スポンサーリンク

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

スポンサーリンク